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プール学院短期大学 学長就任予定者
作野 理恵

桃山学院教育大学 学長就任予定者
梶田 叡一

学長予定者対談
新たなスタート 2大学が共存するユニークなキャンパス

2018年4月、堺市槇塚台の地に桃山学院教育大学が開学する。

同じキャンパスで同時期、プール学院大学短期大学部がプール学院短期大学の名称で再スタートをきる。

ひとつのキャンパスにふたつの大学が共存する非常にユニークなキャンパスの誕生に、教育関係者や社会の注目を集めている。

このキャンパスではどのような教育が行われ、若者たちはどのように成長していくのか、桃山学院教育大学学長就任予定の梶田叡一氏とプール学院短期大学学長就任予定の作野理恵氏にお話をうかがった(以下敬称略)。

  • 作野 理恵

    プール学院短期大学 学長就任予定者
    大阪芸術大学卒業
    大阪教育大学大学院修士課程修了。

  • 梶田 叡一

    桃山学院教育大学 学長就任予定者
    京都大学文学部哲学科心理学専攻卒
    文学博士、教育心理学者。

Topics1

両大学は英国聖公会宣教教会(CMS)を起源とした、キリスト教の精神に基づき設立されたミッションスクールですが、建学の精神とミッション性についてお話し下さい。

梶田

世の役に立ち、充実した人生を送る力

2018年4月から、ふたつの高等教育機関が同じキャンパスで発足します。
私はこれを「二卵性双生児」だと思っています。二卵性は見た目では若干異なりますが、同じ母体で同じ時期に育まれて世の中へ出てきたということになります。
約140年前からアングリカン・チャーチ(英国聖公会)の先達がつくり上げてきたキリスト教的人間教育の精神を踏まえて、同じ遺伝子を持ち同じ母体で育まれた両大学が誕生したということです。我々の大学も人間教育の場にしていきます。世の中で役に立つことができることを「我々の世界」を生きる力といい、人間として生を受けた命を燃焼させて充実した人生を送れることが「我の世界」を生きる力です。学生たちにはこれらの本質をつかんでもらえる教育をしていきたいと考えています。

作野

人に愛された経験が、人を愛する力になる

キリスト教主義という、本学における建学の精神の礎となるものがキリスト教聖書です。聖書の中の最も重要な教えには「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」というものがあります。創造主である神が、一人ひとりの生命と尊厳を大切に守りながら、掛け替えのない存在として愛してくださっているという精神に立ち、学生・教員ともにありのままに受容し、個性・特性を認めて伸ばす人間教育を継続しています。
自分以外の誰かに大切にされ、愛された経験が、その後に自己肯定力として結実していくと思います。これが無ければ、他者のために尽くす思いや物事への挑戦意欲などが生じません。短大の2年間は、教職員が学生を、また教職員同士が互いを大切な存在として愛し、活かしあう日々を送ってほしいと思います。

Topics2

両大学でそれぞれカリキュラムや学びの特色があると思います。在学中に学びや経験を経てどのような人間へと成長できると思われますか。

作野

地域や産業と関わり、幅広い知性を

本学には、独自のアクティブラーニング・プログラムや、カリキュラムがあります。学生たちが地域や産業の方々と関わり、社会貢献するなかで、企画力、探求力や思考力、また困難を乗り越えるたくましい精神力と協調性が培われていくことを目指しています。そのひとつとして、被災地支援や児童養護施設などボランティア活動にも率先して参加できるような環境を提供しています。座学では習得できない様々な活動を通して、また、人や物事との出会いの中で人間性を高め、幅広い知性と教養を備えた女性へと成長をしてくれることを願っています。

梶田

学生に「人間革命」が起きる教育を

大切なことは、4年の期間で一人ひとりをどうやって大化けさせるかということです。これまでの担任制・少人数教育の良さをいっそう強化して、一人ひとりの心に火を付けて内側から変わっていける、ある種の人間革命が起こるような教育を実践します。これは就職にもつながります。教員採用試験や公務員・一般企業試験に大きな実績を持つ専門家を招へいするなど、就職支援体制を重視します。就職させたら終わりではなく、人生をトータルに考えてスタートをうまく生かせるように出来ればと思います。

Topics3

両大学が同じキャンパスを共用することはキャンパスライフで学生同士の交流が生まれます。様々な活動など期待されているところをお聞かせ下さい。

梶田

チャペルを中心に幅広い交流を

桃山学院教育大学の先生がプール学院短期大学の学生に関わる場面や、またその逆もあります。また英国聖公会から約140年の伝統として大事なのがチャペルです。毎日礼拝や年に数回は全員で祈る宗教的行事などもあります。姉弟が集まり一緒に祈ることで、チャペルを中心としてひとつになることができると思います。クラブ活動も一緒にできるように調整し、国際的プログラムやボランティア活動なども一緒に出来るよう、準備を進めています。和泉市の桃山学院大学とも緊密に活動する場面も出てくるでしょう。桃山学院教育大学が中継ぎ役となり、プール学院短期大学にも幅広い活動ができ、良い影響が及ぶと思います。

作野

視野広がる行事や支援施設を共用

短大開学以来、行われているアセンブリー(全学集会)という宗教的行事がありますが、そこでは韓国のゴスペルシンガーズやアフリカの打楽器奏者などがトークと共に演奏を披露し、学生たちにとって異文化体験の貴重な場となっています。さらにこのような機会を桃山学院教育大学とともに提供し、学生たちが国際的な視野を広げ、社会に寄与できるように支援したいと考えています。学生生活・学習を支援する学生支援センターも協同での展開を考えています。

Topics4

日本の生産者人口が減少するなか女性にも社会へ出て活躍してほしいという期待感があります。プール学院短期大学の女子短大における使命感や役割についてお聞かせ下さい。

作野

持ち味活かし新しいリーダーに

本学は開学当初から社会で活躍できる女性教育を目指してきました。男女協働参画が求められる社会環境の中、男女の持ち味が活かされながら社会貢献ができればよいと考えます。昨今、新しいリーダー像が求められています。「支配型」でなく「支援型」「奉仕型」リーダーとも言われる「サーバントリーダー」がそれです。男女を問わずチームで協働する場合に必要とされる人物像です。この概念・精神が学生たちの中に涵養され続け、活かされるよう、2年間で社会性と専門性スキルを習得してもらいたいと考えます。また、性別を問わず個々の能力や適性を発揮することができる分野を見出して、リーダーシップをとり積極的に行動できるような女子教育に注力したいと思います。

Topics5

他に類を見ない、とてもユニークなキャンパスに注目されている社会のみなさまへ、メッセージをお願いします。

作野

伝統におごらず、新たな出発へ

プール学院は138年の歴史を持ち、短大は1950年に短大制度ができたと同時に開学した、日本で最も古い短大のひとつでもあります。この伝統におごることなく、2018年4月から再出発していきたいと、教職員一同考えています。特別な礼拝時に祈る「プール学院特祷」に、本学の精神が集約されています。この祈りを土台として、本学では「どのように存在しているのか」という、入学する学生たちの存在意義を深く受け止め、世の中の評価成果主義からは開放された価値観を基盤としながらも、資格を取得して地域や社会に貢献できる能力を高めることを目指しています。これら教育理念の根本にあるキリスト教主義で、桃山学院教育大学とつながっているのです。

梶田

協調しながらも独自の発展を

両大学ともに手を携えて進んで参りますが、桃山学院教育大学独自のビジョンとして、教職員一丸となった教育共同体でそれぞれの持ち場を守りながら同じ方向へ進む「チーム桃教」を結成します。地域に根差した大学と期待されていますが、北海道から沖縄まで「大阪・堺の地に桃山学院教育大学あり」と認知されるとともに、全国から学んでみたいと思われるようにしていこうと、「チーム桃教」は考えています。「二卵性双生児」だといっても、単にひとつのものがふたつに分かれただけではなく、それぞれが発展するために新しいビジョンを持ち、世の中に新しい使命を果たすべくスタートすることを、社会のみなさんに理解してほしいと思います。

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